2011年2月7日月曜日

インフルエンザ

出稼ぎ先で難しい症例
60代の男性 加療されていないCOPDあり。
前日から咳、発熱、痰
当日徐々に呼吸苦がひどくなってQQ要請

インフルエンザ陽性であった。
レントゲン上は浸潤影ははっきりしない。


β刺激薬で呼吸苦が改善したため、入院のうえ経過観察
としたものの 数時間後に再増悪
人工呼吸器管理を要した。

・まずはCOPD呼吸不全とはいえ ステロイドの量は通常の細菌感染
と同じでよいか?ということ。
→大体 mPSL 40~80を3回程度で補充


・エラスポールなどを早期に導入すべきかということ
→昨年の症例報告では使用していない

・タミフルの投与期間・・・・というより経鼻胃管よりも呼吸器を使ってリレンザ
にすべきだったか?
→経鼻胃管でもよいようだが、耐性を考慮してアマンタジンとの併用を
考えてもよかった。延長の効果はエビデンスは今のところない。


難しい症例でしたが 挿管、救命できたのはよかった。
このあとも改善してくれるとよいのだが・・・・。
こういうむつかしいなあ という思いができるのも出稼ぎのメリット
精進 精進

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