ベルリンフィルハーモニーのジルベスターコンサートの収録を見る。
指揮はグスターヴォ・ドゥダメル、コンマスは樫本大進である。
あっという間に時間が過ぎた。とにかくいい本番。
シモンボリバルの演奏を聞いて以来ドゥダメルには注目していたが、
一方シモンボリバル以外ではどうなのだろう?と思っていた。
空回りしているような演奏も聞いたことがあった。
多分本邦の放送交響楽団ではひどく空回りするだろう。
が。。。昨日のベルリンフィル・・・
こんなにも直情的な音がでるとは・・・
まさに指揮とオケとの共同作業で作り上げられる世界。
一流の伝統とはこれだけ柔軟で引き出しが多いのだなと
感服。
ドゥダメルの引き出しはまだそれほど多くはない印象だが
とにかく「俺はこれでやっていく!これしかできないから!」
といったような潔さを強く感じる。
海千山千のオケの親父たちを巻き込むのはそんなパワー
なのかもしれない。
すべて良かったが とくにカルメンはびっくりした。
これだけ演奏し尽くされている曲がまるで初めて
聴いた曲のような新鮮さを持って飛び込んでくる。
うーん いいもの見せてもらいました。
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