DBSがとある事情で途中延期になったのでぽっかりあいた。
復帰戦を終えていろいろ考える。
「武道と音楽は似ている」というスタンスで居着きをなくすような
演奏ができないかと考えていたが、本番では全くふきとんでしまい
おっさんがリミットブレイクしてガしがし弾いているという
煩悩丸出しの 隙だらけの演奏だったと思う。
緊張の中でからだをコントロールすることもいろいろ思案は
廻ったが 結局まだまだのようだ。
音楽をする場合
・ 音楽の力を借りてアウトプットする
・ 自らの表現をアウトプットする
この二つがあって、クレバーな演奏家、ベテランの演奏家は前者
を圧倒的に高めることができて、その背景は
緻密な音楽の分析であったり、感性、想像力であったり
あるいは経験であったりするのではないだろうか?
後者がことさらに求められてしまうことがままありそうだし
自分もそれに弱いけども
オーケストラに限っていえばそのやり方のみで
高校生に太刀打ちすることは難しいのではないだろうか?
自分の経験からだけども
自らのうちに燃え盛るものをただぶつける というのは
音楽においてはあるときに奇跡的な名演を生み出すが
多くの場合上手くいかない。
まして高校生は (かなり限定されているけども)
冗談抜きに 演奏会翌日の自分など想像できないくらい
一つの演奏会に命をかけていて
本番のテンション、その過程 どれをとっても我々は太刀打ちできない。
高校生かなり後者に特化したバランスで勝負しているのだ。
さてそこで自分が音楽をするときどうするか。
高校生の自分に負けない感動を他者と共有するにはどうするか。
やはり前者を伸ばすことかなとおもう。
音楽のもつ力 すごさは 高校生の自分よりはるかに知っているし
そりゃ経験値もちがう。
それをもって アウトプットの方法を工夫していけばきっと
いいものができるのではないか
そうおもう。
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