2011年3月31日木曜日

Ehlers-Danlos症候群

あまり神経内科の業界でお世話になることはなさそうだが
救急でしっていると初動が速くなることがあるかもしれない。

Ⅲ型プロコラーゲンの合成異常、細胞内滞留、  常染色体優性遺伝
→血管、結合組織の脆弱性



家族歴がある状況で以下に示す特徴的な臨床所見を認める場合,あるいは以下の小項目を1つ以上認める場合は血管型EDSの診断が考慮される.
大項目のいずれか2つを満たす場合は血管型EDSが強く疑われ,確定診断のための生化学的検査が強く勧められる.
1つまたはそれ以上の小項目を満たす場合は,血管型EDSの診断を支持するが,確定診断には不十分である.
大基準 には以下の所見が含まれる.
  • 動脈破裂
  • 消化管破裂
  • 妊娠中の子宮破裂
  • EDS血管型の家族歴
小項目には以下の所見が含まれる.
  • 薄く透けて見える皮膚(特に胸腹部で目立つ)
  • 易出血性(自然に,またはちょっとした外傷で)
  • 特徴的顔貌(薄い口唇や人中,小さい顎,細い鼻,大きな眼)
  • 末端早老症(四肢末端,特に手が老人様の外観を呈する)
  • 小関節の可動性過剰
  • 腱や筋肉の断裂
  • 早い年代で発症する静脈瘤
  • 頚動脈海綿状動静脈ろう
  • 気胸,血気胸
  • 慢性的な関節亜脱臼または脱臼
  • 先天性股関節脱臼
  • 内反足
  • 歯肉後退

0 件のコメント:

コメントを投稿