気がする。日常では気付かない世界に魂だけ遊ぶことがある。
あまりに繊細で研ぎ澄まされていた才能
シューマンの交響曲2,4はとくに 聴いていてかわいそうになってくる
事がある。かわいそう というのは不遜かもしれない
4番の冒頭は ベートベンの書く冒頭のフォルテとはまったく異なる
ベートーヴェンはやはり叫び、唸り そういった感じ
シューマンは 声も出ないような呼吸もできないような溜息 そんな印象。
いま演奏するのをイメージすると
とても難しい。 思いをためてためて 堰が切れたようなフォルテの演奏・・・
なんか違う。
か細く消えるようなほぼ無表情な演奏 ちがう。
あくまで想像だけども ものすごく自罰的なフォルテ とでもいうのだろうか??
叫んでも 唸っても 泣いてもいけない。 詫びる というのがかろうじて近いのか??
岩田誠先生の書いた「脳と音楽」を読む。
シューマンの晩年に聞こえていた幻聴。
Schumann - Geistervariationen(Ghost Variations) Demus
なんでそんなに・・・・・。
と切なくなってしまう。 ミューズは彼に「大丈夫だよ」と言っている。
そんな音が降りてきて彼に書かせた最後のメロディー
天才 というより 天使 だったのかもしれない。。
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