2011年7月15日金曜日

メモ書き

その音楽への理解が何かに達したとき
表現するのは メロディーなどから喚起される刹那的な個人的感情ではなく
その音楽が表現している 世界、あるいはやはり感情などとなり
自己はそのなかに溶けてなくなる

どのような理解をして どのようにとけ入るかというところに
個性がある。??

どういう作品なのか を感じて 理解して もっと砕けていえば好きになるか
の能力は 小説を読むそれに似ていて

児童小説を読む能力でも読みこなせる小説と
哲学書を読む能力が必要な小説がある。

マーラー9番を聴きながら鳥肌を立てるにはそれなりの下地と
黙ってその曲を10回くらい聞くことが必要な気がする

そこでもやはり音楽がすごいのは
そんなへ理屈は吹っ飛ばすような
どのレベルの音楽的理解能力のひとも
どの言語のひとも 感動させる可能性があるということだろう。


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